リスの背中にある三本の線ーー行為の量より質が大切

 

ラーマーヤナのおはなし。

 

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ヴァナラスは
海を渡ってランカー島へいくために
橋をつくっていました。
彼らは山を引き抜き、海の中に投げ込むことができる
特別な力を持った人たちでした。
 
 
ヴァナラスのたいへんな働きぶりをみて、
小さなリスたちは何をしたらよいかクンクン嗅ぎ回り、
自分たちには何ができるのかと探し回りました。
 
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小さなリスたちには、
ヴァナラスのように岩や木を海に投げ込むことなどできません。
 
 
そこでリスたちは海辺まで走って行って身体を濡らし、
砂浜に寝転がって砂を濡れた身体にいっぱいくっつけました。
 

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そして皆が橋を造っているところに走ってゆくと、
身体を震わせてわずかな砂粒を落としたのです。
少しでも橋造りの役に立つようにと。
 
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ラーマ王子はこれを見るとたいへん喜ばれ、
リスの背中を三本の指でやさしく撫でてあげました。
 
 
こうして、リスの背中に三本の筋が見られるようになったのです。
 

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妄想して 萌え死しそう…