雷山千如寺(福岡県糸島) へそとつながる和太鼓の音
糸島でWS参加後、三時間が空きました。
ゆみさんにおすすめの場所を聞いたら、即答されたお寺。おまけに片付けそっちのけ車で連れていってくれました。
山道を車でしばらく登っていくと立派な入り口が見えてきます。とても空気がキリッと澄んだ所です。境内に入ると、爽やかな葉をつけた樹齢400年のカエデが待ってます。秋には燃えるような赤になりとても美しいそうです。
ここのお寺は身代わりのお守り サムハラ の授け場所として有名です。
奥へ進み階段を登ると、おすすめの「ライブ会場」へ到着。
皆が座って準備ができると、重厚な扉がギギーと開き5メートルちかくある千手観音があわられます。圧倒され自然と手を合わせます。
最高の見晴らしと絶妙なロウソクの灯り。
肚にズンドコ響くリズミカルな大太鼓にのせて、ノリノリのお経をマイクで唱えてくれます。入り口で用紙を記入したならば、名前、住所、年齢までも!(いらんやろ) あの独特なお経メロディーにのせて大きく唱えてくれますよ。
マントラ、真言、お経、 プロ?の唱える発音がだいすきで、ずーっと聞いていたい。そこに和太鼓のズンドコ音がヘソの深部へ響きます。盛り上がるけどなぜか落ち着く、クセになりそうな不思議な気分です。
陶酔したあとは、観音さまをじっくり眺めます。
千手観音という名前のとおり、手がたくさんありますから、ありとあらゆるグッズを持っています。梵名「サハスラブジャ」は「千の手」。ちょっとビシュヌやドゥルガみたい。観音だけでも圧倒ですが、裏へまわると様々な仏像がグルっと一周固めます。
動線にムダがなく、シンプル。狙ってるのか無意識なのか、魅せ方が上手です。
住職、またはお坊さん方が、丁寧にお寺の歴史を説明してくれます。
気になったのが、そのいでたち。上半身白、下半身が黄色。どこかで聞いたような色合わせです。
さらに進むと広い階段の左手に、五百羅漢。
もー たまりません。
一人ひとりの表情がツボ。ここもじっくり観察します。
ファンキータイプ
しょんぼりタイプ
ちゃっかりタイプ
全員集合
全部見たいけどキリもなく、飛行機の時間があるのでタイムオーバー。また必ず来たい、腹八分目て帰るというすべてがパーフェクトな観光でした。
帰り道の田んぼの景色も、息を飲むくらいに美しい。
そして駅まで送ってもらい、何から何までしてもらい、挨拶して別れ際。
さいごに「サムハラ」渡されました…
言葉が出なくて倒れてしまいそう。
あなたは、なんてキザでカッコイイ女なんでしょう。
Actions speak louder than words.
(行動は言葉よりも より真実を語る)
みるたびに、あなたの愛をかんじます