芸術テロリスト Banksy
- 作者: Banksy(バンクシー),廣渡太郎
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2011/07/07
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ステンシルメインのグラフティー職人で、顔も本名も隠した覆面アーティスト。
シニカルなメッセージをゲリラ的に描いては去って行くーーその作品がいつの間にか高額で取引されるようになり、さまざまなオファーがやってきますが、彼はそっちに行きません。
blurのジャケットは描くけれどDavid Bowieは断る。
montageとTシャツは作るけれどNIKEやmicrosoftとは仕事しない。
つまり、金で動かず 自分のイズムで動いてる。
ものすごく気になる…
いまでも町中で描いているグラフティライターの彼は、額縁に飾るものを描く気は無いそうです。
リビングやダイニングに飾られることがストリート・アートの宿命だとは思わない。美術館なんかよりも河川敷のほうが空間として興味深いから
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記事の頭に紹介した本、Wall and Piece は、このグラフティが表紙です。
何気無く見ていたこの表紙が「パレスチナの分離壁に描かれたもの」と知ったとき!!! こいつは凄い!!と ぶっとびました。
切り取られTシャツやマグカップのプリントになることより、この場所の この壁に描かれることの意味や、彼がイギリスから此処へ描きに来た理由。
ペラペラと語るより、一枚の絵で伝える凄さまで。
そして、自分自身のアピールは無しで帰ってく。
こういうの たまんない。