世界は自分の投影  ものの見方

かなちゃんに

旅へ行く前に読んでみてね、と言われた文章。

行く前に もちろん読みました。

帰ってきてから読んだらもっともっと意味がよくわかりました。

 

 

インド。それは人間の森。

木に触れないで森を抜けることができないように、

人に出会わずにインドを旅することはできない。


インドにはこういう喩えがある。

深い森を歩く人がいるとしよう。

その人が、木々のざわめきを、小鳥の語らいを心楽しく聞き、

周りの自然に溶け込んだように自由に歩き回れば、

そこで幸福な一日を過ごすだろう。

 

だがその人が、例えば毒蛇に会うことばかりおそれ、

歩きながら不安と憎しみの気持ちを周りに振りまけば、

それが蛇を刺激して呼び寄せる結果になり、

まさに恐れていたように毒蛇に噛まれることになる。

 

インドは「神々と信仰の国」だという。

また、「喧騒と貧困の国」だともいう。

だが、そこが天国だとすれば、僕たちのいるここは地獄なのだろうか?

そこを地獄と呼ぶならば、ここが天国なのだろうか?

インドを旅するキミが見るのは、天国だろうか地獄だろうか?

 

さあ、いま旅立ちの時。

インドは君に呼びかけている。

「さあ、いらっしゃい!私は実はあなたなのだ。」

 

 

D28 地球の歩き方 インド 2014~2015

 

世界とは、自分の見方がそのまま出てくるものらしいです。