ゴッドハンド 経験と集中
スポーツ選手が見せる神業、神がかったプレーがあります。
ボールが止まって見えました! とか。
その感覚を「ゾーン状態」というそうです。時間の感覚がなくなるほどの集中、無心、没頭状態。そこに長い間訓練された技術が重なることで、身体が経験から自動的に動く。
アーサナ中「リラックスして集中」と言われますが、ゾーン中も「リラックスして集中」しているそうです。心と身体の完全な調和状態。
例えば、釣り、ご飯作っている時、ギター弾いているとき、
時間があっという間に過ぎていた充実した状態も「リラックスして集中」しています。カッコつけようとかコレでいくら稼げるなど一切考えず結果にとらわれない、今だけに集中。誰にでもある、とても充実した幸せな状態です。
似ているもので「ゴッドハンド」があります。
直訳すると「神の手?」
お医者さんでゾーン状態に入れる人は、そう呼ばれます。手術や治療には集中力が必要です。ひたすら手先に全神経を集中させて今だけに没頭。そこに長期間訓練された長年の経験や技術。これが揃うと、自分自身のゴッドハンドを使えるーーってことは、誰でも持っている素質で要は「使い方」かもしれません。
先日、なかなか治らなかった首と肩を治してくれる先生に出会いました。
どういう技術を使っているとか、詳しいことは私にはわかりません。
治療に行っているので治せるのは最低条件ですので、それは置いといて、一番印象に残ったのは治療・患者へ対する想いや真摯さなんです。
人は、適当に作られたものを受け取るよりも、ていねいに一生懸命に作られたものを受け取りたいんです。直接手の触感で受け取るものから、言葉、想い、態度、すべてにおいて。
「一生懸命」って「没頭」と同じような気がする。
「リラックスして集中」+「長期間訓練された身体的技術」+「没頭」=ゴッドハンド の出来上がりです。
私の痛みはどんどん消えつつあります。
今のみ、ソレのみに集中し没頭すること。
神業プレーの感動やゴッドハンドの治療は、心身の調和がとれた私たちの本質です。
周りを救い、感動させます。
私のマウスさばきは、ゴッドハンドになれるのだろうか…