高きに登るは必ず低きよりす シルシアサナ(ヘッドスタンド)1
とにかく苦手で、足先が上がり静止できるまで1年くらいかかったかも。
「勢いをつけずに、足がふわっと自然に上がるところまで歩かせて」と、言われても…
いつまでも足は上がらず、頭に血がのぼるばかり。
そもそも「頭を足先に近づける」には、腰が固いと近づけられないのです。まず前屈(パスチモッターナ アーサナ)がある程度深くできることが必要でした。
そんなわけで まずは前屈から強化。
風呂上がりにせっせと伸ばし続けて、足裏側面が持てるようになった頃から、やっとこさ「足がフワッと勝手に上がる」その感覚がわかってきました。背中をまっすぐにして前に歩いていくと、足は自然とあがってくる。
楽しくて、仕事から帰宅後すぐ(食べた後だと気持ち悪くなるので)に「フワッ」と上がっていました。が、上がっても向こう側に倒れてしまって、何度も手指に身体がずっしり乗っかってしまって 痛いのなんの。
痛い → やりたくない になるので、上手に転がる練習を敢行。
倒れそうになったら顎をひき、首を丸めると自然にでんぐり返しのように、ころんと転がる事ができました。このとき組んだ手指を離せば、もう痛くありません。
転ぶ練習ができれば、あとは どこがまっすぐに止まれる場所なのかを 何度も転がりつつ覚えます。
ある日、膝を曲げた逆さまで静止できるようになりました。